大島信徳先生追想録の出版記念会が開催されました。

去る10月16日(金)、神田「学士会館」において、「大島信徳先生を語る」と題した大島先生(東京奄美会第14代会長)の追想録の出版記念会が開催されました。
 
当日は、大島先生の奥様初子様とご家族を囲んで、大島先生の東京大学時代及び退官後の日本大学での教え子達、そして東京奄美会ゆかりの方々の総勢23名が集い、ご生前の大島先生の人柄や先生とのエピソードなど、参加された皆さんがそれぞれ大島先生の思い出を語り合う和やかな会となりました。
東京奄美会からは、追想録編纂の発起人の一人である英辰次郎前奄美会会長はじめ、田中達三元会長、森眞一現会長、小勝竹雄元幹事長、平榮光東京名瀬会顧問、日置節子元女性部長そして竹内英健現文化広報部長の7名が参加しました。
 
 
参加された教え子達も全員が東京大学はじめ名のある大学の名誉教授となられた方々ばかりで、大島先生については、一様にその穏やかな人柄を偲ばれ、研究者として天才的かつ明晰な頭脳を持ち、幅広い分野で第一人者として研究(航空学、数学等)をされておられたこと、またその一方で、武道家であり山登りや自動車の運転が大好きであったことなど、大島先生の多彩な人柄が図らずも語られました。
 
 
追想録には、ゆかりの方々の寄稿38編が掲載されており、東京奄美会との関わりの中では、田中達三氏、平榮光氏、中田榮さん、日置節子さんが一文を寄せられ、また大島先生ご本人による、東京龍郷会100周年、奄美群島復帰40周年、東京名瀬会80周年の折に寄稿された3題が集録されています。特に龍郷会創立100周年に寄せられた一文中、出身地龍郷中勝についての子供時代の思い出や故郷の情景が綴られていますが、その情景描写は秀逸で、川端康成の小説世界を彷彿とさせる名文で綴られています。
参考までに、先生の龍郷会100周年に寄せられた一文は こちら をご覧下さい。